私たちの未来は、多くの文化、そして個人の価値観がより反映される多文化共生社会が進展することが予想されます。国籍、ルーツ、年代、性別、文化、宗教、言語、生い立ち、経験など、多様性溢れる社会において、摩擦や軋轢は避けて通れないのかもしれません。逆にそこから全く想像もできない新しい価値やワクワクが生まれてくるのかもしれません。
より良い未来構築に向けた「多文化共生」を目指して、教育を通して私たちに何ができるでしょうか。様々な取り組みを紹介しながら、多様性から新たな価値を生み出していくグローバル・シチズンシップ育成や青年育成について考察していきます。
実施日時
2022年8月7日(日) 10:00 – 11:00
講演者
辰野まどか 先生(GiFT(グローバル教育推進プロジェクト)代表理事)
講演者プロフィール
17歳の海外体験をきっかけにグローバル教育に目覚める。大学時代に世界100都市以上を訪れ、自らを実験台にグローバル教育を体験する。coach21(現coachA)勤務後、米国大学院留学し、異文化サービス・リーダーシップ・マネジメント修士号取得。その後、米国教育NPO、内閣府主催「世界青年の船」事業コース・ディスカッション主任等を通して、世界各地で多国籍チームとグローバル教育を実践。2012年に(一社)GiFTを設立。現在は「トビタテ!留学JAPAN」高校生コース事前事後研修やアジア7カ国を舞台にした海外研修等、グローバル・シチズンシップ(世界をよりより良くする志)育成に関するプロデュース、研修、講演等を行っている。プライベートでは、2019年に鎌倉へ移住。自然・地球とのつながりを実感する時間も過ごしている。著書「世界で学ぶ、働くことは生きること」(共著)出版社:書肆侃侃房、東洋大学食環境科学研究科客員教授