今、なぜ「対話」が重要視されているのか。これまでも学校教育で行われてきた「議論(ディスカッション)」や「グループ学習」とは何が違うのか。まず、何から始めていけばよいのか。対話の本質と可能性について、参加者の皆さんと共に探究していきます。学校はもちろん、病院や企業などの現場で「対話」を実践してきた取り組み実例の紹介や自校での実践に役立つヒントをご紹介いたします。
実施日時
2023年8月20日(日) 12:50 – 14:00
プログラム紹介
20年前から、学校や病院、自治体、企業などにおいて、対話による組織づくりを実践し、現在は全国の教育委員会や学校と共に対話の研修や組織開発、対話のカリキュラム支援をしている渋谷聡子さんを迎え、対話を軸にした学校づくりの可能性について皆さんと探究していきます。 (参考:京都市立葵小学校での対話の実践に関する記事https://education.newspicks.com/education-magazine/aoi-elementaryschool-shibutani) 一方、NewsPicks Educationでは「観方が変われば世界は変わる」という講座を通じて未来そのものである小中高生と共に対話的な学びに取り組んでいます。先生方はもちろん、生徒のみなさんも対話的な学びに触れることで、先生方と生徒の間に共通言語が生まれ、対話的な文化が生まれます。 本プログラムでは、具体的な実践例を通して、学びの現場における「対話」についての理解を深め、自校で実践していく「一歩」を踏み出せるよう、皆さんと対話的に進めていけたらと思っています。当日は、未来の先生フォーラムの理事でもある本間正人さんに楽しくモデレートしていただきます。
登壇者
- 渋谷聡子 様(組織開発ファシリテーター/合同会社ファミリーコンパス 代表)
- 蒲原慎志 様(NewsPicks Education 事業責任者)
モデレーター
- 本間正人 先生(京都芸術大学客員教授、社会構想大学院大学客員教授)
参加者へのメッセージ
対話には3つの段階があります。「自己との対話」「他者との対話(相互理解と共創造)」「社会・世界との対話」です。この場を通して、一人ひとりの「自己との対話」が深まり、「対話」の可能性を共に探究していく「仲間」が増えていくことを願っています。