授業改善は、ひとりで取り組むよりも、学校みんなで取り組みたい。
本プログラムでは、学校全体で授業改善を進めるための一つの方法を提案します。教員の主体的・対話的で深い学びを促し、学校全体の授業力向上に繋げるための具体的な工夫やアイディアについて、皆さんと一緒に考えを深めたいと思います。
実施日時
2025年9月15日(月・祝) 10:30 ー 11:30
プログラム紹介
高等学校における組織的な授業改善研修は、小・中学校と比較して十分に実施されているとは言えない現状にあります。その背景には、教科の専門性から他教科との連携が困難視されていることや、多様な勤務の中で一斉に研修時間を確保することが難しいという課題があります。
そこで、本センターは協力校と協働し、オンラインプラットフォーム「Padlet」を活用した研修環境「IIN@コネクト(イイナコネクト)」を構築しました。これは、時間や場所にとらわれずに教員が協働的に学び合えるよう、録画した授業動画や資料をクラウドで共有し、共通の授業改善の視点を基にコメントを入れ合うことで、非同期型の学びを可能にするものです。
これにより、教員は自身の授業改善課題に対し、オンライン上で協働的に探究を深めることができます。探究の四つの過程(課題設定、情報収集、整理・分析、まとめ・表現)を自ら実践することで、個別最適化された学びが促進され、持続的な授業改善へと繋がることを目指しています。
本プログラムでは、「IIN@コネクト」の概要と協力校での実践の様子をご紹介し、実際に本システムを体験していただこうと考えています。
登壇者
明珍 直樹 様(茨城県教育研修センター )
本橋 隆志 様(茨城県教育研修センター )
鈴木 啓文 様(茨城県教育研修センター )
小出 岳夫 様(茨城県教育研修センター )
参加者へのメッセージ
「どうすれば、学校みんなで授業改善に取り組めるのだろう?」
そうお考えの皆さまと、一緒に考えを深めていきたいと思います。