「人生100年時代」という言葉にあるように、テクノロジーによって私たちの寿命が延び、人生設計の在り方、つまり個人が生まれてから死ぬまでの生き方にまで影響を与えている状況になっています。寿命が延びるということは、様々なことを問い直す状況になります。
未来の先生フォーラム2023は「SHIFT-学校教育のSHIFTを構想する-」をテーマに掲げ、これからの社会SHIFTを見据えた学校教育のSHIFTについて、様々な角度・領域から考察を行いました。本プログラムでは今までの学校教育を総括しながら、様々な観点から学校教育の未来について議論し、展望を描きます。
本プログラムはオンラインでも同時配信を実施し、未来の先生フォーラムMEMBERSにて見逃し配信が行われます。
実施日時
2023年8月20日(日) 16:00 – 17:00
出演者
合田哲雄 先生(文化庁次長)
遠藤洋路 先生(熊本市教育長)
出演者プロフィール
・合田哲雄 先生(文化庁次長)
70年生。92年文部省入省。福岡県教育庁高校教育課長、国立大学法人化の担当、08年学習指導要領改訂の担当、NSF(全米科学財団)フェロー、高等教育局企画官、初等中等教育局教育課程課長、内閣官房内閣参事官(人生100年時代構想推進室)、初中局財務課長、内閣府・審議官等を経て22年9月から現職。兵庫教育大学客員教授、東北大学非常勤講師。単著に『学習指導要領の読み方・活かし方』(教育開発研究所、19年)、共著に『学校の未来はここから始まる』(教育開発研究所、21年)、『探究モードへの挑戦』(人言洞、22年)。論考に「アイディアとしての『Society5.0』と教育政策」(『教育制度学研究』第27号(20年))等。目黒区立の小中学校のPTA会長を6年間経験。
・遠藤洋路 先生(熊本市教育長)
文部科学省を退職後、政策シンクタンクである青山社中株式会社共同代表を経て、2017年より現職。2022年から兵庫教育大学客員教授を兼任。教職員の働き方改革、大規模なICT環境整備、校則・生徒指導のあり方の見直しなど、各種の学校改革を推進している。コロナ禍での臨時休校の際には、いち早くオンライン授業を導入するなど、子どもたちの学びの保障に取り組んだ。また、学校関係者だけでなく社会の幅広い関係者が教育について共に考えるイベント「Kumamoto Education Week」を開催し、優れた実践等を熊本から全国や世界へ積極的に発信し続けている。著書に『みんなの「今」を幸せにする学校』(時事通信社)。