“プロジェクト・センタード・アプローチ”型の「さとのば大学」の実践を例に、“生きる”と“学ぶ”の境界線をなくす新しい学びのスタイルを「学び3.0」というコンセプトで整理し、「自分は、学びによって変わることができる。みんなで共に学ぶことで、未来は自分たちの手で創っていくことができる」と思える未来の教育について、みなさんと共に考えます。
実施日時
2024年9月14日(土) 14:20 ー 15:20
プログラム紹介
複雑・曖昧で予測困難と言われるこれからの時代を生きていく子どもたちが、“自分には何もできない”と諦めるのではなく、希望を持って人生を明るく過ごすための鍵が、「学び」にあります。
さとのば大学では、学びに対するスタンスを
「学び1.0」正解を学び知識を増やすインプット中心の学び
「学び2.0」自分の興味をもとにデザインする主体的な学び
「学び3.0」他者と学び合いながら社会をつくる共創的な学び
と定義し、この3つを行き来しながら自分ができることを拡げ、他者との関係性の中で社会との接点を増やしていくことで、「自分は、学びによって変わることができる。みんなで共に学ぶことで、未来は自分たちの手で創っていくことができる」と思える「未来共創人材」を育成していくことを提案しています。
この考え方をもとに立ち上げた、全国の地域に1年ずつ暮らしながらマイプロジェクトを軸に学びを展開する、“プロジェクト・センタード・アプローチ”型の「さとのば大学」の実践を例に、これまでの「個人が生き残るための学び」から、「みんなでよりよく生きるための学び」への転換についてみなさんと共に考えます。
登壇者
- 信岡良亮 様(さとのば大学 発起人)
参加者へのメッセージ
今、従来の教育から1歩踏み出した新しいチャレンジが全国各地の学校で始まっており、少しずつ、教育の選択肢が増えてきています。
「正解のない時代」を生きるこれからの子どもたちの未来を見据えたこうしたムーブメントを共有し、もっと多くの方々に、新しい学びへと向かう共謀者になってほしい。また、本講演をきっかけに、現状の学びのあり方に疑問やモヤモヤを感じている人達と、さまざまな議論を交わしたいと願っています。
本講演が、今の教育に違和感を持ち、変化に向けて踏み出そうとしている方々に届き、共に議論し、共創していくきっかけとなれれば幸いです。