教科横断的な探究学習を行うにあり、単元計画、探究サイクル内でうつ手立てについて小学校3年生における以下の実践を踏まえてお話したいと思います。
①実践事例は体育科の長縄を算数の棒グラフの学習を使って記録を伸ばす事例
②実践事例は水の大切さについての国際理解教育を外国語活動と算数、社会を教科横断的に探究する事例
③教科横断的学びで自己探究
④プロジェクト型の委員会に取り組み出した姿
実施日時
2025年9月15日(日) 12:30 ー 13:30
プログラム紹介
小学校3年生で教科横断的な概念型探究を実践し、手立てを実践を踏まえてお伝えしていくプログラムである。
手立ては、子どもが自ら探究サイクルを回せるよう、発問を用いて手段の選択を促し、サイクルを確実に回すことができるようになった。また、子どもたちが本当に考えたい課題を設定するための手立てを用いたことで、本当に考えたい課題を明確にすることができた。
教科の見方・考え方を書いた「カード」を基に教科横断的な学習を行った。これにより、「情報の整理・分析」では、分析の質を高めることにつながり、「まとめ・表現」では、伝わりやすい表現でまとめることにつながった。さらに、AIを共同探究者、批判的思考の補助役として用いたことだ子どもたちは多角的に情報を分析し、創造的に表現する探究力を育み、教科の学びが自分たちの世界に影響を与える実感を得た。結果として主体的な行動に変容が見られた。
現在はプロジェクト型委員会活動を実施し、その中で教科で培った見方・考え方を生かす手立てを用いて企業と共同で100周年記念式典に向けて児童会が動いている。
学んだことを活かす経験により、「世界は変えられる」と子どもたちは実感できた。
登壇者
賀田野将宏 先生(名古屋市立杉村小学校)
参加者へのメッセージ
見方・考え方を樋口万太郎先生のカード実践と葛原祥太先生のQNKSのサイクルをもとに教科横断的な探究学習を行っていきました。小学校3年生からスタートできる学習方法について一緒に考えていきましょう。
また、本校で行っているプロジェクト型委員会活動についてもお話ししていきたいと思います。教科で培った力でやりたいを叶えるプロジェクト型委員会活動により子どもたちはやらされる委員会から考える委員会へ変化しました。
やりたい考えたいを叶える学習の手立てをぜひ一緒に考えましょう。