ともに学び、生きる共生社会に向けて、教育や授業デザインの可能性を考えていきます。綿貫愛子さんには、自分らしく生きるための支援や多職種連携のあり方について、堀切美和さんには高校及び中高一貫教育校の通級指導から見えてくるユニバーサルデザインや長所・強みを活かした支援について、原田晋吾さんには教育現場における支援の課題とデジタルインクルージョンの可能性について、話題提供と提言をしていだきます。(一般社団法人SOZO.Perspective 海老沢 穣)
実施日時
2024年9月15日(日) 10:30 – 11:40
プログラム紹介
多様な子どもたちがいることを前提とした教育は、教育のシステムや授業のデザインをどのように考えていくことで実現に向かうでしょうか。
DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の視点や合理的配慮の義務化など、社会が変化しつつある一方で、学校教育は既存の在り方からなかなか変われず、「全ての子どもたちの可能性を引き出す」学びを充実できていない現状があります。
昨年に引き続き、本プログラムでは特別支援教育の現場で支援や助言に取り組まれている専門家の方々をお招きし、「ともに学び、生きる」共生社会に向けての話題提供と提言をしていただきます。通常校の教育と特別支援教育がそれぞれ変わらなければいけないことは何か、そしてこれからの教育はどうあるべきなのかなどについて、会場のみなさんとも一緒に議論を深めていければと思っています。
登壇者
- 海老沢穣 様(一般社団法人SOZO.Perspective代表理事)
- 綿貫愛子 様(特定非営利活動法人東京都自閉症協会役員)
- 堀切美和 様(東京都立中野特別支援学校センター的機能スーパーバイザー
都立中高一貫教育校通級指導教員) - 原田晋吾 様(東京家政学院大学 現代生活学部児童学科助教)
参加者へのメッセージ
障がいのある子どもたちは別の場で特別な支援を受けて学ぶことが最もよいのでしょうか。分離された教育が前提となっているために、社会が多様な人々で構成されているという現実が見えづらいものになっていないでしょうか。 多様な子どもたちが学ぶ学校にしていくためには、どのようなシステムやデザインが必要なのか、会場でインタラクティブなワークを交えながら、みなさんと一緒に考えていく機会がもてればと思っています。