1人でできなくても、みんなでできればいい 体験を通して気づいて学ぶ、協同学習

多様性と個性尊重を求める中、集団を価値でまとめようとすると矛盾が生じます。では、集団をどのようにまとめ、成果を出していけばいいのか。このような矛盾するような課題に、世界の実践が詰まった協同学習は応えます。子どもたちの活動を体験しながら、そのあり方を楽しみながら見つけ出すワークショップです。

実施日時

2023年8月19日(土) 10:30 – 11:40

プログラム紹介

デューイによって示された主体的な学習は、レビンによって集団のあり方を工夫することでさらに効果的になることが確認され、全員参加を目指したジグソー、科学探究モデル5e、支援活動を促すSTADなど、世界中で多くの協同学習の活動が生まれました。
私が実践した活動だけでも100種類ほど。日本では、紹介されていない活動がたくさんあります。また、紹介されても単体で紹介され、学習内容に応じた活動のあり方でなかったり、特徴をきちんと捉えられないまま実践されていたりと、なかなかうまく理解されていない様子を感じています。
今回はそんな活動を実際に体験して、今までとは、ちょっと違った学習のあり方を理解し、そして、このような方法を通じて、更に教師の楽しさが何倍にも広がることを実感してほしいと願っています。

登壇者

  • 最首 昌和 様(前相模原市立若草中学校・日本協同教育学会)

参加者へのメッセージ

子どもたちに「1人でできなくても、みんなでできればいい」と宣言して活動しています。それぞれの良さを発揮し、互いに支え合い、みんなができるようになることを共に喜び合う、そんな喜びをみなさんにも味わってもらいたいと感じています。