現実逃避はもうやめだ! 〜私たち学生が目指す未来の教育〜

学生が「このような探究活動を行なった」「地域とつながりながら生徒会が学校を変えていった」などの発表はありますが、違う学校の学生同士が連携をとり「学校の構造を変えよう」「今の日本の教育を変えていこう」というものはなかなかないのではと思います。学校が違うための連携の難しさや、違うからこそ多くの学校の情報が入ってくる有利さを武器に、「古き学校文化」に立ち向かう学生たち自身の活動が大きな特徴です。

実施日時

2024年9月14日(土) 15:50 – 17:00

プログラム紹介

2021年、コロナ禍の中「学校改革」を行なった大阪府池田市立北豊島中学校。その取り組みの様子は関西テレビの「ザ・ドキュメント」でも大きく取り上げられました。しかしその道のりは厳しく、様々な批判を浴び、ハレーションを起こしました。学校改革を行った私自身が苦しんだのと同様、生徒たちも様々な困難にぶつかり、もがき苦しみました。しかし、その結果、学校は「自己決定ができる」「多様な生き方が認められる」「学校は自分たちの手で変えることができる」。生徒たちは希望に満ち溢れ卒業し、それぞれの進路を歩み始めますが、そこにはまた大きな壁が立ちはだかっていました。「時代にそぐわないルール」「型にはめ枠に入れようとする学校」。学校はそんな場所じゃないはず。ここで黙ってしまうと日本の教育は変えられない。戦って学校を変えてきた北豊島中学校の卒業生が結束。さらにお世話になったゲストティチャーや、北豊島中学校の次の勤務地であった建国高等学校の生徒たち。そんな学生たちが「現実から目を背けず、未来のために私たちが頑張るんだ」と、今も悩みながら、もがきながら、それでも前へ進もうとしている学生たちの姿を紹介させていただきます。

登壇者

  • 大坪真哉 様(一般社団法人TAFpysis代表理事)
  • 中川舞音 様(大谷大学 教育学部)
  • 木村真優 様(向陽台高等学校 普通科総合コース)
  • 都築琴乃 様
  • 霜野弘宣 様(社団法人TAFpysis理事)

参加者へのメッセージ

「学生に自由を与えてはダメ」。常に言われ続けてきた言葉。そんな中、「子どもをなめるな!」と思いながら取り組んでいる生徒たちの考えや姿を見てもらって、皆さんと一緒に考えたいと思います。これからの時代の「幸せって何?」「学校って何?」。そうして自分を見つめる・・「自分は何者?」。