今、SELで取り組んできた社会性と情動の学びは、より広い「システムをつなぐ倫理」を探求する「SEEラーニング(Social, Emotional and Ethical Learning=社会的・情動的・倫理的な知性の学び)」へと発展しています。本ワークショップではそのSEEラーニングの学びを体験し、知っていただくことを目的としています。
実施日時
2025年9月15日(日)16:00-17:00
プログラム紹介
1990年代、IQ(知能指数)のみならず、EQ(心の知能指数=感情的知性)の価値を問われるようになって以来、その感情的知性に関わる心と身体の仕組みを明らかにするための研究が進められてきました。
その過程では「SEL(社会性と情動の学び)」が誕生し、自らの感覚や感情に気づいて理解すること、そして、感情の扱い方を知ることで他者理解を深める学びが、世界各地の教育現場に導入され、実践されてきた経緯があります。
・IQ:Intelligence Quotient
・EQ:Emotional intelligence Quotient
・SEL:Social and Emotional Learning
今、SELで取り組んできた社会性と情動の学びは、より広い「システムをつなぐ倫理」を探求する「SEEラーニング(Social, Emotional and Ethical Learning=社会的・情動的・倫理的な知性の学び)」へと発展しています。本ワークショップではそのSEEラーニングの学びを体験し、知っていただくことを目的としています。是非ご参加ください。
登壇者
- 田中 理紗 様(かえつ有明中・高等学校)
- 井本 由紀 様(慶応技術大学理工学部准教授)
- 松原 正樹様(筑波大学 図書館情報メディア系 准教授)
- 内田 範子様(慶応義塾大学観想研究センター 研究員)
参加者へのメッセージ
SEEラーニングは、2019年に教育現場での実践が始まって以降、多くの教育機関や活動の場に取り入れられ、現在、実践の場は25カ国以上にわたります(2023年2月時点)。
自分の感情や身体感覚に気がついて、しなやかに生きること。
それは、私たち人間に宿る機能をじゅうぶんに使いながら、本能に備わる「変化する状況に応じる力」を、育て、取り戻していくことでもあります。SEEラーニングの実践は、語学に取り組むことに似ているかもしれません。そのエッセンスをみなさんに体験いただける時間になればと思っています。