海を素材とした教育の可能性を探るー学校と社会・地球をつなぐ日本海洋教育学会の活動ー

日本海洋教育学会の活動と、そこで発表された実践事例を紹介した後、グループに分かれて海洋教育の可能性や課題について議論してもらい、講師からもコメントして、将来の海洋教育の実践につなげる手がかりを探ります。海のことに詳しくなくても、どなたでも参加できます。

実施日時

2025年9月15日(日) 10:30 ー 11:30

プログラム紹介

 海洋は、生命の源であり、地球環境を維持し、人間社会を支えています。しかし、海洋温暖化や海洋酸性化、海洋汚染、生息地と生物多様性の喪失が現在進行中しています。海洋教育の目的は、それらの実態と保護・保全対策の重要性を、海洋の危機の影響を受ける次世代の子供たちと社会全体に伝えることのできる人材を学校教育および生涯学習の場で育成することにあります。
 日本海洋教育学会は、海洋教育を発展させるための情報交換の場として、学術研究者、学校教員、水族館・博物館の学芸員のみならず小学生から一般社会人を会員として、2022年に発足しました。
 本プログラムでは、初めに海洋教育(海についての教育)の現状と海洋リテラシー(海についての基本知識)の重要性を紹介した後、日本海洋教育学会の活動を紹介します。後半30分は「海を素材とした教育の未来」についてグループに分かれて意見交換をおこない、最後に各グループでおこなわれた意見交換の内容を参加者全員で共有します。海洋教育の経験のある方はもちろん、実践経験のない方、海のことに詳しくない方、どなたでも参加できます。

登壇者

茅根 創 様(日本海洋教育学会会長)
嵩倉 美帆 様(笹川平和財団海洋政策研究所・研究員)
丹羽 淑博 様(極地研究所・研究員)
浪崎 直子 様(日本海洋教育学会事務局)
中村 亮 様(宮城県利府高校・教員)

参加者へのメッセージ

ワークショップでは,校種別に4−6名のグループに分かれて,海を素材とした学ぶことのおもしろさ、海洋教育でできるとよいと思うことと課題について議論してもらい、結果を共有します。すでに海洋教育を実践されている方はもちろん、海を素材とした教育の可能性に期待している方の参加を待っています。