【特別プログラム】ウェルビーイングの可能性-学校教育における意義と浸透-

OECD(経済協力開発機構)のLearning Compass(学びの羅針盤)では、教育の目標は「ウェルビーイング」にあるとされています。日本の学校教育においても、「日本社会に根差したウェルビーイングの向上」等で重要視されてきています。人間は本来的に「より善く生きる」ことを志向する存在としたとき、今を充実させながら未来をより良くする人生観・社会観への転換が大切になってくるのではないでしょうか。この観点で学校教育をとらえるとき、様々なSHIFTが学校教育にもたらされることでしょう。本プログラムは、8月3日に「未来の先生フォーラム2023オンライン」でご講演をいただいた内田由紀子先生と中島晴美先生をゲストにお迎えし、妹尾昌俊先生によるモデレーターでトークセッションを実施します。8月3日のお二人のご講演内容を基にして、ウェルビーイングの観点から学校教育がSHIFTする意義と実践について新たな知の創出を目指して開催します。

本プログラムはオンラインでも同時配信を実施し、未来の先生フォーラムMEMBERSにて見逃し配信が行われます

実施日時

2023年8月20日(日) 10:30 – 11:40

出演者

内田由紀子 先生(中央教育審議会委員(第11期、第12期)、京都大学人と社会の未来研究院教授)
※オンラインでのご出演です。

中島晴美 先生(埼玉県上尾市立平方北小学校 校長)

妹尾昌俊 先生(教育研究家、学校・行政向けアドバイザー)

出演者プロフィール

・内田由紀子 先生(中央教育審議会委員(第11期、第12期)、京都大学人と社会の未来研究院教授)
京都大学人と社会の未来研究院教授。専門は文化心理学・社会心理学。
京都大学教育学部教育心理学科卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。
ミシガン大学、スタンフォード大学各客員研究員、甲子園大学講師、京都大学こころの未来研究センター助教、准教授を経て、19年より教授。10~13年まで内閣府「幸福度に関する研究会」委員、21年より中央教育審議会委員、現在委員二期目。20年から京都信用金庫社外理事。14年「たちばな賞」(京都大学優秀女性研究者賞)、16年「日本心理学会国際賞(奨励賞)」各受賞。2019年~2020年スタンフォード大学行動科学先端研究センター(CASBS)フェロー。著書に『これからの幸福について 文化的幸福観のすすめ』(新曜社)など。

・中島晴美 先生(埼玉県上尾市立平方北小学校 校長)
埼玉県上尾市立平方北小学校校長
ウェルビーイングな学校づくり実践中
埼玉県北足立北部地区道徳教育研究会会長
埼玉県公立小・中学校女性校長会副会長
※埼玉県優秀教員表彰

Happiness Study Academy在学
ウェルビーイング研究
道徳科研究
外国語科研究

WBDCファシリテーター
日本の教育とウェルビーイングの未来を考えるシンポジウム実行委員
日本ウェルビーイング学会所属
IPPA会員

著書:「ウェルビーイングな学校をつくる」子どもが毎日行きたい、先生が働きたいと思える学校へ(教育開発研究所)(単書)
  :99.9%の小学生は知らない「ウェルビーイングの魔法」(Z会ソリューションズ)3月10日発行(共書)
  :2023・2024今、子どもたちに伝えたい入学式・卒業式の校長式辞40選(教育開発研究所)(執筆)

・妹尾昌俊 先生(教育研究家、学校・行政向けアドバイザー)
徳島県出身。野村総合研究所を経て2016年から独立し、全国各地で学校、教育委員会向けの研修・講演などを手がけている。5人の子育て中。学校業務改善アドバイザー、中央教育審議会「学校における働き方改革特別部会」委員、スポーツ庁、文化庁の部活動ガイドライン作成検討会議委員、文科省「GIGAスクール下での校務の情報化の在り方専門家会議」委員などを歴任。主な著書に『変わる学校、変わらない学校』、『教師崩壊』、『先生を、死なせない。教師の過労死を繰り返さないために、今、できること』、『こうすれば、学校は変わる!「忙しいのは当たり前」への挑戦』、『学校をおもしろくする思考法』など。

プログラム参加用URL

参加パスコードの確認にはログインが必要です