人は関わり・関わられる相互作用によって成長していきます。これからの社会では、私たちは今までより一層多様な社会的役割を担い、また様々な人と関わるようになります。多くの経験を得て、学び、変化を遂げていくことになります。今までの単一的な価値観や目標や能力を育み、管理していく教育モデルではなく、互いの違いを認め、異なる個性や能力を創出し、相互に創発させていく教育モデルが今後ますます必要になってきているのではないでしょうか?この問いは、「学校組織」や「学校経営」の在り方はそのままで良いのかという問いも生み出すことになります。学校組織・学校経営の形は上述の変化に伴い、どのような変貌を遂げるのかという点について、8月4日に赤司展子先生と住田昌治先生にご講演をいただきました。そのご講演内容を踏まえて、これからの学校組織・学校経営に必要なことについて、皆さんと一緒に考えます。
本プログラムはオンラインでも同時配信を実施し、未来の先生フォーラムMEMBERSにて見逃し配信が行われます。
実施日時
2023年8月19日(土) 12:50 – 14:00
出演者
住田昌治 先生(学校法人湘南学園 学園長)
赤司展子 先生(札幌新陽高等学校長、ウィーシュタインズ株式会社代表取締役)
共催
本プログラムは明治図書出版株式会社と共催で実施します。
出演者プロフィール
・住田昌治 先生(学校法人湘南学園 学園長)
1958年、京都府生まれ。80年、玉川大学卒業。横浜市立小学校助教諭として働き始める。以後42年間小学校7校に勤務。子どもが創る授業、子どもが創るクラス、子どもが創る行事等の取組で、変態ぶり発揮する。その間、ミニバスケットボールの指導者としても関東大会に1回、全国大会に3回出場。教え子に田臥勇太がいる。2010年、校長に昇任。ユネスコスクールに加盟しESDを推進する。2015年もみじアプローチでESD大賞小学校賞。ケアを基盤としたESDで、ホールスクールアプローチ、研究改革、働き方改革、学校の活性化、PTA改革等で広く知られるようになる。「カラフルな学校づくり」(学文社)、「任せるマネジメント」(学陽書房)、「校長の覚悟」(教育開発研究所 共著)出版をきっかけに、ESD・SDGs、働き方、マネジメント、リーダーシップ、学校づくり等で全国的から講演や研修講師の依頼が増える。校長を必要としない自律自走する教職員集団をつくるために、自身の存在感を消すことを目標にサーバントリーダーシップを実践している。驚くほど主体性を発揮する教職員が育っている。
かながわユネスコスクールネットワーク代表、横浜市ESD推進協議会委員、所沢市ESD調査研究協議会指導者、オンラインサロン「エンパワメント」講師、「みらい塾」講師、未来への風プロジェクト、教育長・校長プラットフォーム、著書に「若手が育つ 指示ゼロ学校づくり」(明治図書)、「任せる校長ほどうまくいく!ミドルリーダーの育て方」(学陽書房)他
・赤司展子 先生(札幌新陽高等学校長、ウィーシュタインズ株式会社代表取締役)
早稲田大学商学部卒業後、三井物産、アルフレックスジャパン、UBS証券を経て2007年PwC Japan入社。被災地支援の一環で福島県双葉郡の教育復興プロジェクトを推進。2018年「学びの多様化」に取り組むため独立しウィーシュタインズを設立。2021年4月より札幌新陽高等学校の学校長を務め、「複業する校長」として多様な働き方を実践している。NPO法人インビジブル理事、社会彫刻家。