ともに学び、生きる〜共生社会に向けた新たな教育のデザイン ー特別支援教育の視点からー

ともに学び、生きる共生社会に向けて、教育のシステムや授業のデザインの可能性を考えていきます。登壇者の蓑手章吾さんには自由進度学習の取り組みから考える視点について、綿貫愛子さんには定型発達を基準とした支援のあり方を見直すことも含め、幼少期から学齢期に大切な関わり方について、堀切美和さんには高校及び中高一貫教育校の通級指導から見えてくる共生の課題について、それぞれ話題提供と提言をしていだきます。(ファシリテーター 海老沢穣)

実施日時

2023年8月19日(土) 12:50 – 14:00

プログラム紹介

多様な子どもたちがいることを前提とした教育は、教育のシステムや授業のデザインをどのように考えていくことで実現に向かうでしょうか。近年社会や産業の急激な変化に伴い、ダイバーシティ&インクルージョンがイノベーションに不可欠という認識は一般的なものになってきました。
 その一方で、今後の社会を担う子どもたちを育てる学校教育は既存の在り方からなかなか変われず、「全ての子どもたちの可能性を引き出す」学びを充実できていないのが現状です。
 本プログラムでは、特別支援教育の専門性をもちながら、様々な立場やアプローチで新たなチャレンジをされている実践者の方々を招き、「ともに学び、生きる」共生社会に向けての話題提供と提言をしていただきます。通常校の教育と特別支援教育がそれぞれ変わらなければいけないことは何か、そしてこれからの教育はどうあるべきなのかなどについて、会場のみなさんとも一緒に議論を深めていければと思います。

登壇者

  • 海老沢 穣 様(一般社団法人SOZO.Perspective代表理事)
  • 蓑手 章吾 様(HILLOCK初等部スクールディレクター)
  • 綿貫 愛子 様(特定非営利活動法人東京都自閉症協会役員)
  • 堀切 美和 様(東京都立中野特別支援学校CSV【センター的機能スーパーバイザー】、 都立中高一貫教育校通級指導教員)

参加者へのメッセージ

障がいのある子どもたちは別の場で特別な支援を受けて学ぶことが最もよいのでしょうか。分離された教育が前提となっているために、社会が多様な人々で構成されているという現実が見えづらいものになっていないでしょうか。
多様な子どもたちが学ぶ学校にしていくためには、どのようなシステムやデザインが必要なのか、会場でインタラクティブなワークを交えながら、みなさんと一緒に考えていく機会がもてればと思っています。