「新たな教師の学びの姿」の実現に向けて、指導主事には研修デザインの学び直しが不可欠と指摘されている。しかし、指導主事は多忙であり、研修時間の確保は困難である。このままでは、理念が絵に描いた餅に終わってしまう。教師の学びだけでなく、指導主事の学びにも光を当てる必要がある。そこで、各自の業務状況に応じて取り組めるよう、独学教材を開発した。
実施日時
2025年9月15日(月・祝) 16:00 ー 17:00
プログラム紹介
「新たな教師の学びの姿」の実現に向けて、指導主事には研修デザインの学び直しが不可欠と指摘されている。しかし、指導主事は多忙であり、研修時間の確保は困難である。このままでは、理念が絵に描いた餅に終わってしまう。教師の学びだけでなく、指導主事の学びにも光を当てる必要がある。
指導主事の学びには、限られた時間で効率的かつ効果的に学ぶ仕組みが求められる。そこで、各自の業務状況に応じて取り組めるよう、独学教材を開発した。事後テストの結果から、知識等の向上が確認できた。また、研修を見直す意欲や研修の在り方を再考するという感想も得られた。この独学教材は、他の部署や県外でも活用されており、一定の成果を期待できる。
今回は、教師が「どのように学ぶか」を改めて整理し、独学教材を紹介する。これまで注目されてこなかった指導主事の学びに焦点を当て、教員研修改善の一助となることを目指す。その延長線上に、子どもの学びの充実がある。教師の学びは子どもの学びの相似形とされているが、同様に、指導主事の学びもまた教師の学びの相似形なのである。何十年来の課題である授業改善の実現に向けて、指導主事の視点からの取組を提示したい。
登壇者
江尻 寛正先生(岡山大学教職大学院准教授)
参加者へのメッセージ
多忙な指導主事が、効率良く学び直すことができる教材を開発しました。ブラッシュアップできるように、ご意見いただけるとありがたいです!