児童生徒の課題に応じたメンタルサポート~非認知能力の可能性と学校現場での実践ろりぽっぷプラン~

学びの多様化学校で実践している“ろりぽっぷプラン(幼児教育とイエナプラン、人間キャリア科等)”。その1つである人間キャリア科は、道徳と特別活動を再構成し、道徳で学ぶ心の教育と、特別活動で学ぶ人間関係づくりや対人関係能力、キャリア教育で学ぶ社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを目指し作成した新教科です。非認知能力をメンタルサポートする具体的な実践例を紹介します。

実施日時

2024年9月15日(日) 10:30 – 11:40

プログラム紹介

私たちは、学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)において、教育カウンセリングを生かした個々の児童生徒の課題に応える新教科「人間キャリア科」を新設し、ろりぽっぷプランの一つとして実践しています。
教育現場では、児童生徒の学力向上のみならず、心の健康や社会性の育成といった非認知能力の重要性が強調されています。その可能性を最大限に引き出すための実践的なアプローチ(ストレスマネジメント、アンガーマネジメント、認知行動療法等)と、児童生徒の課題に応じたメンタルサポート(アタッチメント、HSC:敏感な子等)のマッチングの必要性について日夜実践を重ねています。
教育カウンセリングの視点を取り入れたカリキュラムとして授業内容や時間の配慮(レジリエンスを育む等)を行っています。児童生徒が直面する様々な課題に応じたメンタルサポートの具体的な方法を提示します。児童生徒一人一人の課題に応じたアプローチを通じて、心身ともに健やかに成長し、将来に渡って豊かな人生を歩むための新しい教育の可能性を探ります。

登壇者

  • 加茂光孝 様(学校法人ろりぽっぷ学園 学園長兼認定ろりぽっぷこども園園長)
  • 八巻寛治 様(学校法人ろりぽっぷ学園 スーパーバイザー)
  • 高橋元気 様(学校法人ろりぽっぷ学園ろりぽっぷ小学校長)

参加者へのメッセージ

学校教育全般で求められるソーシャルスキルやメンタルサポート(アタッチメント、HSC:敏感な子等)、教育カウンセリングに興味のある方にお勧めです。