「学校改革」が叫ばれ始めて数年が経ちますが、「学校改革」と言っても様々です。何も持って「学校改革」と言うのかは人それぞれ、また学校それぞれ。そもそも「学校改革」する必要などないという意見もあって当然でしょう。自分自身が公立中学校の校長として取り組んできた「学校改革」の中から見えてきた「とてつもなく大きな課題」と、今年の4月から赴任した学校での新たな取り組みについて報告させていただければと思います。
実施日時
2023年8月20日(日) 12:50 – 14:00
プログラム紹介
大阪府池田市の教員、管理職として41年間教育現場で働き続けてきました。初任時は生徒の数多く、一クラスの人数は40人以上は当たりまえ。また、学校は大きな荒れを迎えていました。担任の力が問われ、クラブ顧問としての力量が問われるそんな時代でした。3度の転勤を繰り返してきましたが、多少の文化の違いはあっても、結局は「担任」と「顧問」(もちろん授業も)としてあなたはどうなのか?が問われました。自分自身の価値観も当然刷り込まれていき、管理職になっても同じ価値観で働き続けてきました。しかし、校長になって2年が過ぎる頃から、このままでは「学校はもたない」と感じ始めた頃、工藤勇一さんの「当たり前をやめた」と言う本に出合い、本気になって「学校改革」に取り組み始めました。3年かかって、生徒は物凄く自律しました(今もアップデートは続いていると思っています)。しかし、この「学校改革」から見えてきたのは「悪しき学校文化」でした。本当に苦しんだ3年間。なぜ苦しみ、なぜもがき続けたのか。それでもなお「学校改革」を続ける理由は何なのか。「学校」はどこに向かうべきなのかを話したいと思います。
登壇者
- 大坪 真哉 様(白頭学院・建国小中高等学校 特命副校長)
参加者へのメッセージ
大阪府、白頭学院・建国小中高等学校の特命副校長、大坪真哉と申します。前任校の大阪府池田市立北豊島中学校での取り組みの紹介・成果・課題など踏まえ、現任校での取り組みなど紹介させていただきます。よろしくお願いいたします。