プログラムは、予測困難な時代を迎える今、子どもたちに真に必要だと考える「社会をつくる力」を育てるための、プロジェクト型の社会科学習についての実践紹介をするものです。小学校5年生における実践をもとにお話しします。実践は、Canvaを活用したものになります。このような学びを進めるための学級経営の在り方についても合わせてお話しします。
実施日時
2025年9月15日(月・祝) 10:30 ー 11:30
プログラム紹介
予測困難な時代を迎える今、子どもたちが必要としている力は、「社会をつくる力」です。発表者は、これまで社会科を研究教科として授業実践を重ね、学会等でも研究成果を報告してきました。現在取り組んでいるのは、子どもたちが学びの成果を生かすことができるアウトプットの場面を設定したプロジェクト型の社会科です。単純に知識や技能を身につけるだけの暗記型の社会科ではなく、プロジェクトの達成に向けて必要な知識や技能を身につけられるようにすることをねらいとしています。このような授業を行うためには、一人ひとりを大切にしながら集団としての学びを作っていく必要があります。発表者の単著「子ども集団を束ねる鉄板スキル10」に掲載されている集団づくりの取り組みを紹介しながら、プロジェクト型の社会科授業を通して学級を作っていく過程についても報告していきます。学級をつくることは、社会をつくることにつながります。
登壇者
柳 圭一 先生(千葉県公立小学校教諭 )
参加者へのメッセージ
本プログラムを通して、学級経営について考えていただく機会にしていただければと思っています。不易と流行があるからこそ、学級経営においても時代に合わせることが出来る。それらを知って、自分に合った形にしていくことが大切です。ぜひ、今後の学級経営に活かしてください。