生徒の「好き」から始める!生徒に寄り添う探究学習の取り組み

本校では、生徒の主体性を育むためのカリキュラムを整備し、若手教員が中心となってその運営と改善に日々取り組んでいます。今回の発表では、具体的な実践事例を通して、本校が目指す「生徒が問いを立て、自ら学び続ける姿勢」をどのように育んでいるかをご紹介します。

実施日時

2025年9月14日(日) 10:30 ー 11:30

プログラム紹介

本校では、生徒一人ひとりの「好き」を出発点とした探究学習を教育の軸とし、教員と生徒が二人三脚で歩む三年間のカリキュラムを実践している。第一学年は導入期として、生徒が自身の関心や価値観を掘り下げる哲学対話やグループ探究を通して「問い」を発見する基盤を築く。第二学年では、5~7名程度の少人数ゼミを設置している。各教科・分野の教員がアドバイザーとして伴走し、文献調査・フィールドワーク・データ解析など具体的な探究スキルを指導する。生徒は興味を具現化し、自分なりの問いを深化させるとともに、探究に向かう姿勢を育む。また、第一学年・第二学年を通して、探究を進めるための日本語力を育む学校指定科目を設定している。第三学年では、自らの興味から始まる探究学習を、実社会の課題解決に関連付けた探究学習へと転換させる。また、第三学年では十数人の専門家を招待し、学期を通じて自らの探究学習をどのように「表現」するかを学ぶ。この三年間を通じた実践により、生徒の自ら学ぶ力と探究に向かう心が育まれる。
本校の3年間を通じた実践事例を紹介する。

登壇者

宇都宮俊星先生(藤沢翔陵高等学校)

参加者へのメッセージ

若手教員がカリキュラムの検討・授業実践の中心を担い、自律的に活動している点も併せてご報告いたします。