誰一人取り残さないって、こういうこと ー並行読書とマトリクスの軌跡ー

どこにでもある地方の公立小学校でできること。これが一番大事。こども主体の学校を創るにはどこから取り掛かればいいのか、現場での地道な取り組みを報告します。そして、教室の一人ひとりが、参加し、楽しむことができる授業デザインを、実際のこどもの姿とともにお伝えします。すぐに自分の教室でできる、そんなプログラムにします。

実施日時

2025年9月14日(日) 16:00 ー 17:00

プログラム紹介

元文部科学省調査官であられた水戸部修治先生(京都女子大学)のご指導を受け、3年間国語科の研究、実践を続けてきました。並行読書とは、自ら本や文章に手を伸ばして、お互いの読みを交流することで、自分の考えを明らかにする言語活動です。またマトリクスの活用により、誰一人取り残さない教室が生まれます。読みの交流の手立てとなるモデル動画を活用することで、児童が安心して取り組むことができます。また、見通しを持たせる学習計画と魅力的な言語活動の組み合わせが、児童の学びに向かう力、そして自己調整力を身につけることができます。本プログラムでは、本校の実践を通して、国語科だけに限らず、どの教科でも実践できるノウハウをみなさんと共有したいと思います。教室にいる一人一人が学びに没頭できる(ZONE)、そんな並行読書マトリクスをぜひ体験してください。

登壇者

白石 克己 先生(寝屋川市立田井小学校校長)
坂口 岳史 先生(寝屋川市立田井小学校首席)
樫尾 嘉人 先生(寝屋川市立田井小学校教諭)

参加者へのメッセージ

新しい指導要領をみすえ、「こたん」と名付け、個人探究の取り組みも始めています。こども主体の学校を創る。その哲学で、学校をソフト・ハード面からリデザインする。そんな挑戦を、地方の公立学校でもできる。たぶん日本一長い昼休み、本を置かない図書室がある田井小学校の取り組みをぜひ、日本全国のみなさんと話し合ってみたいです。