新型コロナウイルスの蔓延によって、私たちの生活様式が大きく変わり、様々な問い直しに直面しています。学校においても、同様です。学校とは何をするところなのか、教師の役割とは何なのか等、様々な根本的な問い直しが起こっています。
そのような中で、「未来の学校」とはどのようなものなのでしょうか。異業種から学校に関わるお二人をお招きし、「未来の学校」について、今までの延長ではない形の学校を考える対談を開催します。
対談者:
・寺田親弘 氏(Sansan株式会社 代表取締役社長)
・神武直彦 先生(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授、慶應義塾横浜初等部 部長)
モデレーター:
・炭谷俊樹 先生(ラーンネット・グローバルスクール 代表、神戸情報大学院大学 学長)
寺田親弘 氏
Sansan株式会社 代表取締役社長
慶應義塾大学環境情報学部を卒業後、三井物産株式会社へ入社。情報産業部門に配属された後、米国・シリコンバレーでベンチャー企業の日本向けビジネス展開支援に従事する。帰国後は、社内ベンチャーとしてデータベースソフトウエアの輸入販売を行う部門を立ち上げる。その後、関連会社に出向し、経営企画・管理業務を担当。2007年、Sansan株式会社を創業する。2023年4月の開校時「神山まるごと高専」理事長就任予定。
神武直彦 先生
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授、慶應義塾横浜初等部 部長
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了後、宇宙開発事業団入社。H-IIAロケットの研究開発と打上げなどに従事。欧州宇宙機関研究員を経て、宇宙航空研究開発機構主任開発員。2009年度より慶應義塾大学准教授。2018年度より同教授。慶應義塾大学ジュニアドクター育成塾運営委員。2019年に慶應キッズパフォーマンスアカデミーを創立し、ディレクター就任。2021年度より慶應義塾横浜初等部部長。多様なデータを活用したシステムデザインの研究教育を推進。
炭谷俊樹 先生
ラーンネット・グローバルスクール 代表、神戸情報大学院大学学長
アインシュタインに憧れ物理学者の道を目指すも挫折し、マッキンゼーにて日本企業及び北欧企業のコンサルティングに携わる。デンマークの社会や教育に感銘したことがきっかけとなり、1996年子どもの好奇心・探究心を爆発させるスクール「ラーンネット・グローバルスクール」 を神戸で創設、以来代表を務める。2010年からは神戸情報大学院大学学長として社会人が社会問題をICT技術で解決する探究型教育も実践。著書 『第3の教育』、『ゼロから始める社会起業』『実践 課題解決の新技術』。